About Helen Kaminski
OUR STORY
クラフトパーソンシップと歩んだ40年
創業者のヘレン・マリー・カミンスキーは、創業当初から、スタイル、誠実さ、信頼性を念頭に置きコレクションを作り続けてきました。1983年、オーストラリアの厳しい日差しから子供たちを守るために「一点もの」のラフィアハットを手編みしたことからはじまり、世界中で愛されるブランドへと成長しました。40年にわたるストーリーは、揺るぎない品質へのこだわり、クラフトパーソンシップ、サステナビリティを重んじた生産背景とともに紡がれ、人々を魅了し続けています。
現在もヘレンカミンスキーは、ブランドの伝統に敬意を払いながら、未来を見据え、エシカルで日常的なラグジュアリーを創造することに、これまで以上に力を注いでいます。私たちは、より持続可能な未来に向けて積極的にブランドをリードし、その知識を活かして、私たちの歩みのあらゆる段階で、柔軟に変化を促しています。
ファッションのロングライフへの取り組みも、特筆すべき点です。愛され続けるデザインを描くだけでなく、生産ステップにおいては、信頼、真正性、クラフトパーソンシップ、そして人と地球に配慮してコレクションを生産することの重要性を重んじながら、40年を歩んできました。
多岐に渡るコレクション
1984 年、ヘレンカミンスキーの原点となるラフィアハット「Classic 5」 がVOGUE のファッションエディターの目に留まり、雑誌に掲載されると、瞬く間に話題となりました。抱えきれない注文に対応するべく、わずか 1 年後には世界最高級のラフィアの栽培地であるマダガスカルに工房を設立します。その後もブランドは更なる成長を続け、活動拠点を世界に広げます。2012年にはスリランカにも生産工房を構え、現地でワークショップを開き、職人の育成を進めてきました。
ブランドの成長とともに、コレクションもバリエーションも多岐に渡る展開になりました。1990 年には、ラフィアバッグのコレクションを発売、その5 年後には、丸めて持ち運べるハット、「Provence」シリーズが誕生しました。このスタイルは、現在もヘレンカミンスキーの代名詞となっています。その10年あまりのちに、フットウェアの発売によって、エキサイティングな新しい領域へ旅路を広げました。
ヘレンカミンスキーは日常の贅沢を個々のスタイルを反映するアプローチを図りつつ、今後何年にも渡ってご愛用いただきたいコレクションを紡ぎ続けていきます。
OUR PEOPLE. OUR PLANET
ヘレンカミンスキーの職人たち
職人の手によって編み上げられたラフィアのコレクションは、2012 年にスリランカの人里離れた美しい村に構えた工房から生まれています。ヘレンカミンスキーは多くの女性を職人(アルチザン)として雇用し、新しいスキルを学び得て、経済的自立を促進しています。これは、ライフワークバランスを維持しつつ、社会的コミュニティの一員であり続けることも意味しています。 現在、スリランカには5,000 人以上の職人が在籍し、さらに1,000 人がトレーニングを受けています。
2023年にはスリランカの国家産業訓練機関と連携し、ヘレンカミンスキーの手工業技術を学ぶカリキュラムを開発する予定です。 これにより、広範なスキルトレーニングを習得した職人(アルチザン)には政府認定の資格を付与できるようになります。
現在では世界中に工房を構える機会を得ており、マダガスカルでは300人以上がトレーニングを受けて、職人(アルチザン)としての活躍を待ち望んでいます。
自然への敬意と未来を見据えた取り組み
ヘレンカミンスキーは、サプライチェーンの透明性を高めることに尽力しています。製品に使用する素材も、より環境に配慮したものを使用しています。生産履歴を追跡できるトレーサブルなオーストラリア産メリノウールやGRS認証のファブリックなどを積極的に取り入れています。
2023 年 9 月、ヘレンカミンスキーはポジティブ・ラグジュアリー(Positive Luxury)のバタフライマーク認証を取得しました。バタフライマークは、人と自然に対してより高い基準を満たしたブランドに与えられます。最新の国際規格、世界的な法律、ベストプラクティスの原則など、広範な目線を持ち、ブランドが変革していくことを証明するものです。改善への努力を決して止めず、平坦ではない道を歩む意思をここに示します。