International Women’s Day
2023.03.083月8日は国際女性デーです。オーストラリアのヘレンカミンスキー本社では、これを記念して、インスピレーション溢れる女性たちに声をかけ、女性のエンパワーメントと公平性を受け入れることの意味を語ってもらいました。
Nadia Fairfax Wayne, Content Creator and Fashion Blogger
あなたのビジョンを感化してくれた女性はいますか?
多くの女性から刺激を受けています。ファッションデザイナーのCamilla FranksとEdwina Robinsonは、私の先輩でもあり、仕事観を奮い起こしてくれた女性です。彼女たちと一緒に成し遂げたプロジェクトをとても誇りに思っていますし、感謝は言い尽くせません...。偉大な女性たちに助けてもらった経験は、何事にも代えがたいです。だからこそ、これからは私に関わってくれる女性たちを成功に導くために、できることは何でもしたいと感じています。
もし、歴史上の一人の女性として生きられるとしたら、誰を選びますか?
ゴールディ・ホーンです。キャリアを積むか、恋愛を成功させるかのどちらかを選ぶのではなく、誰かを愛し、関係を育むことが人生に素晴らしい光をもたらしてくれると、心から信じています...。彼女がキャリアだけでなく、長年の恋人、カート・ラッセルとのロマンスの間に築いた調和のとれた関係性は、私の礎となっています。
Lola Van Vorst
Publicist & VIP Manager, Catinella
なぜ、ジェンダー平等は社会のDNAの一部である必要があると思いますか?
現代の世界では、どの国でも男女平等が重要視されているでしょう。女性の社会進出に拍車をかける原動力となり、それに伴う女性への安全性の議論が進めば、と思っています。経済的な自立が進むことも、男女平等へとつながるアクションになるでしょう。
あなたのビジョンを感化してくれた女性はいますか?
たくさんの女性から影響をうけていますが、シングルマザーでありながら看護師として私を育ててくれた母は偉大で、心から誇りに思っています。私の上司であるRobyn Catinellaは私にたくさんの経験を与えてくれました。彼女がいなければ、今の私はないでしょう。
Olivia Scott
Senior Account Executive, Helen Kaminski
これからキャリアをスタートさせる女性へ、アドバイスをお願いします。
発言することを恐れない、ということです。たとえそのとき自分が不快な思いをすることになりそうだとしても、自分を信じて、提案に勤しみ、勇気をもって質問をしていきましょう。仕事だけでなくプライベートでも、ワクワクしたりチャレンジしたりするときに得られる感覚を大切にしてほしいですね。
なぜ、ジェンダー平等は社会のDNAの一部である必要があると思いますか?
すべての人が夢や希望に挑戦できる、基本条件が揃うということだと思います。私たちが同じ目線で力を合わせれば、誰にとってもより多くの機会が生まれる社会になるでしょう。
Chhaya Naik, Junior Designer/Developer, Helen Kaminski
個人的または仕事上で、どのように積極的に公平性を支持し、受け入れていますか?
平等な世界とは、私たち全員が目指すべきものであり、違いが受け入れられ、評価され、差別が存在しない世界です。常に自分自身をアップデートして、思考と行動に反映させること、そして家父長制社会に織り込まれた無意識の偏見を断ち切ることも特筆すべきアプローチでしょう。
私は不正や不平等に触れることがあれば、勇気を持って声を上げるよう心がけています。デザイナーとして、デザインにも包括的なマインドが反映されるように心がけています。教養を身につけることは常に重要であり、私たちがどれほど進歩してきたか、また、まだやるべきことがあることを知ることが大切です。LGBTQI+のコミュニティも含め、あらゆる民族、年齢、コミュニティを受け入れることが平等であることを常に念頭に置かなければなりません。
これからキャリアをスタートさせる女性へ、アドバイスをお願いします。
あなた自身が、あなたの一番の味方です。あなたは、これから遭遇するすべてのチャンスにふさわしい存在です。キャリアの最初の一歩は、いつも困難で、自信喪失に陥りがちです。自分の能力に自信を持って、自分が生み出す作品と自分の能力に責任を持つことは、キャリアを通じて得られる最大の資産のひとつです。
Dempsey Rai, Hair & Makeup Artist
国際女性デーのテーマである「Embrace Equity(平等を受け入れる)」において、現代の女性が今年最も取り組んでほしい目標は何でしょうか?
また、女性としての生活に影響を与える課題は何だと思いますか?
私は、現代の女性たちに、体の個性について関心を向けてほしいと思っています。世界的に肥満率が上昇している中、既成概念を取り払うことを目的とした研究は比較的珍しいと思います
私の人生に個人的にも仕事上も影響を与えた課題は、サイズ主義です。以前はサイズ22(XXL相当)の大柄な女性だった私は、自分のサイズに対する偏見や差別を経験してきました。今はサイズ10の「普通」のサイズになり、体重が重かった頃と今では、自分の扱いや捉え方がどれほど違うか、信じられないほど自覚しています。
私にとっての平等とは、すべての人に尊敬、尊厳、優しさをもって接することで、自分が他者からしてもらいたいと思う行動が規範となっています。
これからキャリアをスタートさせる女性へ、アドバイスをお願いします。
アドバイスできるとすれば、常に時間通りに、あるいは早めに行動することが大切です。そして、抜かりなく準備することです。私の好きな言葉のひとつ、「一生懸命働くのではなく、賢く働け」に倣うアクションです。