- 帽子のUPFとその重要性について解説します -
UPFとは?
2024.05.31太陽が降り注ぐ夏のバカンスだけでなく、日々のお出かけであっても、有害な紫外線からお肌を守る日焼け対策は不可欠です。スキンケア製品や美容製品におけるSPFの重要性はよく知られていますが、帽子のUPFはどうでしょうか?この記事では、UPFについて知っておくべきこと、夏用の帽子を選ぶときに考慮することを解説します。
UPFとは?
ほとんどの帽子は顔を太陽から守ってくれますが、すべての素材が同じように保護できるわけではありません。そこでUPFという指標が役に立ちます。UPFは”Ultraviolet Protection Factor”の略で、生地が紫外線を通過することを防ぐレベルを示します。一般に、生地の構造が緻密であればあるほど、通過する紫外線の量が少なくなります。そのため、UPF評価の高い帽子は、UV-BとUV-Aを高く遮蔽し、日焼け防止、それに伴うアンチエイジングへの効果が期待されます。
UPF 評価システムは下記の3段階に分類されます。数値が大きいほど、防御効果が高くなります。UPF 50は、紫外線を50分の1まで遮る効果があるとされています。
●UPF 15-24
●UPF 25-39
●UPF 40-50+
帽子のUPFはどのように評価されているのでしょうか?
帽子のUPF 評価は、色、構造、カバー範囲など、多くの要因によって決まります。一般に、UPFが高い帽子には次のような特性があります。
●しっかりとした生地または素材の構造
綿、デニム、キャンバス、ウールなどの緻密な生地、またはラフィアブレードやパナマハットなどのしっかりと織られた素材は、太陽光が繊維を通過することがほとんどないため、より優れた日焼け防止効果を発揮してくれます。一方で、リネン、レース、クロシェ編みのように緩い網目はUPF 評価のスコアが低くなります。
● 状態
帽子の状態はUPF 評価に大きく影響します。時間の経過とともに繊維が緩んだり、過度の使用や水による損傷により帽子の構造が壊れ始めた場合、UPF 評価は最大 50% 低下する可能性があります。このため、帽子を正しくお手入れして保管し、長持ちさせることが重要です。
● 濃い色
染料は色に応じて異なるレベルの紫外線を吸収します。黒やネイビーなどの暗い色は、白やパステルなどの明るい色よりも多くの放射線を吸収する傾向にあります。
●ブリム(つば)の長さ
帽子がカバーできる範囲が広いほど、日焼け止め効果は高まります。首、顔、耳をカバーする場合、ブリム幅は少なくともが必須です。サンバイザー、キャップ、ベイカーボーイハットは、全方位をカバーできないため、つばの長さに関係なく、UPF50+には分類されません。
ヘレンカミンスキーのハットについて
ヘレンカミンスキーは、ファッション性だけでなく、機能性の観点もデザインにおいて重要と信じています。日焼け対策を念頭にした素材とシルエットをデザインに反映させています。おすすめのハットタイプをご紹介します。
1. ワイドブリムハット
ワイドブリムハットは優雅な印象だけでなく、機能美も完璧に融合しています。その広いブリム(つば)のおかげで、顔と首を守ってくれます。スタイリッシュに日焼け対策ができるアイテムです。
2. バケットハット
爽やかで気軽に着用できるバケット ハットは夏の定番アイテムとして再び脚光を浴びています。UPF50+ の評価は、少なくとも6cm以上のブリム幅と緻密な編地であることが不可欠です。ヘレンカミンスキーではシーズンごとに、さまざまな生地とつば幅でバケット ハットをデザインしています。
3. ラフィアハット
さまざまなシルエットが揃うラフィア ハットは、洗練された夏のスタイルをアップデートしてくれます。ブレードのように緻密に編まれたボディと6cm以上のブリムを有するラフィアハットはUPF 50+評価を得ています。
スタイリッシュでありながら機能面も思慮されたハットは、太陽が降り注ぐ夏に最適なアイテムです。UPF50+も帽子選びの選択肢のひとつとして捉え、ワードローブをアップデートしましょう。